01.10.18
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01.10.18
植物についてエトセトラ

《植物についてエトセトラ》 01.10.18


 
七草を調べてみる。春の七草は里の初春を告げる草ばかりだが、岩湧山でも七草の内、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベ、ホトケノザ(ナズナ、オオバコ、コオニタビラコ)の四つが見られる。秋の七草は草原に咲く花が多くため、野生で見られないフジバカマを除くと、岩湧山はハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、キキョウとすべてが見られる。日本百科大事典(小学館 昭和38年初版)から引用する。
−−−−−−−−−−−−−−−−−<以下、抜粋>−−−−−−−−−−−−−−−−−
●七草
 
七草は七種の草のことで、春と秋の七草がある。昔から前者は粥の中に入れて食べ、後者は花を見て楽しむが、単に七草といえば前者を指す場合が多い。
 春の七草は正月七日の朝七種(ななくさ)の草を入れた粥を食べると病気をしないという言い伝えがあって、古くから年中行事の一つとなっていた。江戸時代には若菜節、七種節、七種の節句などをいい、五節句(1/7人日・3/3上巳・5/5端午・7/7七夕・9/9重陽)の一つに数えられ、将軍以下七草粥を食べ、諸大名は参賀した。この行事は現在も各地で広く行われている。
○春の七草
 七草は鎌倉時代には、セリ、ナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベ、ホトケノザ(諸説があり、一般にはオオバコ。ヤマケイの「野の花」ではコオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)であったが、現在では何でも七種あれば良いことになっている。これらを桶の上にのせたまな板に置き、若菜たたきといって「七草なずな、唐土の鳥と、日本の鳥と渡らぬ先に、七草なずな………」という鳥追い唄を歌いながら小さく刻み、粥の中に入れたものである。
○秋の七草
 秋の七草は「万葉集 」巻八にある山上憶良の「秋の野に咲きたる指折りかきかぞふれば七種の花」旋頭歌「萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、おみなえし、また藤袴、あさがおの花」とよまれたものが一般化している。このうち、あさがおは今日のアサガオではなく、キキョウ、ヒルガオ、ムクゲのいずれかであると考えられている。
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