《カヤ原の景観》05.11.23

カヤ原
山焼きが2001年に再開されて4年目の2004年、1年間を通して、毎月の山頂カヤ原の移り変わりを定点(索道デッキ跡)で撮影しました。山焼きを重ね、ススキは真っ直ぐに伸び、背丈は揃い、美しい景観を見せてくれています。
1年の推移
1月 2月
完全に穂が落ちている(1/3)
カヤの刈り取り当日、奥は刈られ、手前はまだ(2/28)
3月 4月
カヤの刈り取りが行われたあと、枯れた穂は殆ど無い(3/14)
山焼き当日、焦げた跡や灰で黒い。(4/10)
5月 6月
新芽が出て間もなく、地肌も見える(5/7)
若葉が茂り、地肌は見えない(6/6)
7月 8月
若葉がどんどん生長する(7/4)
若葉がどんどん生長する(8/8)
9月 10月
丁度花の頃、赤くなっている(9/18)
種が育ってきている(10/6)
11月 12月
白い穂から種が風に乗って盛んに飛んで行く(11/7)
穂に種は無くなってきている(12/7)


ポイント
山頂広場、秋には沢山の人々(11/7)
西側はなだらかな斜面が広がる優しい景色(11/19)
西端は急な登り(11/24)
逆光の中のススキ(11/24)

ススキ
ススキは4月に芽を出し、5〜8月に背丈を伸ばし、9月に花を咲かせ、10月に種を熟し、11月に種を飛ばし、12月には地上部は枯れてしまいます。
全体
株は叢生、穂と葉は背丈の半分ずつくらい(8/30)
株が多数集まり草原形成、他の植物も少し共生(9/29)


花の時,一旦、穂は広がる(8/23)
黄色の3つの雄しべの葯、紫色の雌しべの柱頭(8/30)


種子
種が熟すと、穂は再び広がる(10/18)
芒を張り出し、風で運ばれる(10/28)

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